Yoshinori Ueda Tri Fin

1980年代初頭、シングルフィンからTWIN FINを経て登場したのが、このトライフィン。発案したのは、みなさんご存知サイモン アンダーソン。サイモンは、このトライアングル フィンシステムでパイプマスターズを優勝し、ベルズ クラシックを優勝し、押しも押されもしないモダンシェイプの最高峰のフィンシステムを完成させました。このシェイプのアウトラインには、短く横に広いツインフィンのボードの幻影が残されています。そのアウトラインは年を追うごとにスリムになって、今のアウトラインの原型へと近づいていきます。この時代、フィンの大きさを決めるのにシェイパーは苦労があったようです。サイモンの初期のトライフィンは大きすぎ、華奢な体形の日本人や小さい波の日本には不向きだったようです。当時の専門誌には「オーストラリアから持ち帰ったトライフィンだが、乗ってみるとバケツを引いてるように重かった。」と記述されています。このYUシェイプには、かなり小ぶりなフィンが装着されています。このボードは、長年の友人が無償で譲ってくれたものです。

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