1970年代後半のマーク リチャーズの快進撃。1979年から4年間連続でワールドチャンピオンに君臨した時代。まさにあの快進撃を支えたのが、このツインフィンでした。そもそもツインフィンを世にリバイバルさせる土台を築いたのは、当時、ライトニングボルト等でシェイパーとして、またライダーとして活躍していたリノ アベリラです。ロペスと一緒にディック ブリュワーから直々にシェイプを伝道された人です。リノが着目したツインフィン デザインを、プロ競技の場所で通用させたのがMRだったのです。例の「TWINFIN FEVER」と称されるあの時代です。MRはショーン トムソンと並び、当時のサーフスターとして君臨しました。ですから、世界各国でMRモデルは製造販売されました。日本ではライトニングボルト ジャパンが製造販売を手がけ、湘南、辻堂在住の上杉氏が、そのシェイプを任されていたと思います。ですから当時、世界各国にこのMRのスーパーマンマークのボードはあったのです。ここに紹介するものは、MR本人のシェイプによるもので、かなりレアなものです。Mark Richards for Tonyとシェイプサインがあります。タウン&カントリーのディケールが入っている事から想像するに、当時T&C社でライダーだったトニー ヒガというサーファーに作ってあげたものではないでしょうか?実はこの貴重なボードは江戸川区在住の寺岡氏から譲っていただいたものです。ひょんなことで寺岡氏のホームページに行き当たり、このボードの存在を知りました。「私が持っているよりも、あなたが持っていたほうがこのボードも多くの人の目に触れて幸せでしょう・・・・・・・・」めちゃくちゃクールでサーファーな方でした。ありがとうございました!大切にします!