エアー系のサーフィンテクニック、
「怪我をしやすいから良い子のみんなは絶対真似しちゃダメだ!」
という言葉がいかに無意味か?
ちょいとサーフィンやっている人なら誰だって知っている。
そこを習得しない限り、世界への道は開かれない。
世界どころか、ひょっとするとローカルコンテストでも勝ちにありつけない時代。
重厚なパワーサーフィンも
洗練された美しいカーヴも
高いエアーサーフィンにはかなわない。
現在のジャッジクライテリア、採点基準はそうなっている。
あなたがそれを好む、好まざるは関係ないこと。
それは現行のコンテストを観戦すれば明らかで、
そこを目指す人にとってエアーテクニックは甘い蜜の味・・・・・
エアーはリスキーなテクニック、
習得するにはそれなりの代償を支払う。
つまり怪我が付きもの。
友人のnathan webster,
彼はエアーの似合う男としてコンペシーンにデビューしてきた。
雑誌で、コンテストシーンでよく目にしたものだった。
けれど、
メキシコへの取材旅行で、
そこでエアーの着地に失敗、
両足を複雑骨折。
右足首は指先と踵が前、後ろ逆になるほどの大怪我。
選手生命は一気に短縮され、
それからいっさい空に向かうことはなくなった・・・・・・・・・・・・・
靭帯断裂、全治4ヶ月。
16歳の夏休みは消えてなくなったキタウラカイト君。
一緒にサーフィンしていたJUN、
「あちゃ~、やらせちゃった・・・・・」
と思ったのかどうか、
救急病院まで付き添ってくれた。
面倒くさいからはしょって書いちゃうけれど、
長くサーフィンやっていればいろんなことがあって、
生涯のサーフィン時間に比べれば4ヶ月はあっという間と言える。
飛べないブタオヤジは、君の早い回復を祈ります。
オマケはKELLYの10ポイントエアー。NYとベルズのもの。
どちらが凄いでしょうか?みたいな映像。
飛べないブタオヤジとしては
「NY PRO、あのTajの強烈なバックハンドがこのエアー一つで負けちゃうの?」
という思いが今も残るけれど、
このあたりの採点基準の変更から一気にサーフィンが進化してきたとも言えます。
じゃ、また!