masato nakano

プロスポーツは華やかな世界。
有名になればスポットライトを浴び、
そこに注目が集まり、お金だって集まってくる。
世に数あるプロスポーツの世界で、
プロサーフィン、
そこはそれほどに華やかじゃないかもしれない。
昨日終了した全日本プロ選手権、
観客はまばらで、会場には選手の方が多かったんじゃないか?
ま、場所が離島だったことを考えればそれも致し方ない。

masatoは優秀なサーファーで若いころから将来を嘱望された。
アマチュア時代にそれなりの戦績を残し、
世界戦の代表にも選出され、
順風満帆なスタートを迎えた。
本人は海外戦への興味が強く、
国内戦よりも海外のプロジュニアコンテストへ気持ちが向かっていた。
今や押しも押されもせぬ世界的サーファーとなった
ブラジルのアドリアーノ・スーザ、あのあたりと戦うことを好んだ。
もちろん簡単に勝つことはできなかったけど・・・
「国内戦で力をつけ実績を積んで、そこから世界」
普通に考えるとそうなる・・・・・
プロ野球の世界も同じ。
物事には順番があって、
一気にそこを無視して飛び越えようとすると、
結構なバッシングが待っていたりするのが世の常・・・・・
正直、日本ってそういうところが色濃く存在する国。
胸に手をあててよーく考えてみよう!
あ、そういうことは本題とはあまり関係ないです。
で、masato…..
突然にコンテストシーンから姿を消して久しい。
ま、理由はいろいろあって、
ここでウダウダ書いても仕方ないから割愛します。
簡単に描くと、
世の中の流儀にあわせられない、
常識を守れないアウトローだったんだね。
いつも笑顔でニコニコしている優等生じゃいられなかったってこと。
世の中に光が当たる場所と影の部分は共存する。
ここ数年、masatoが歩んだ場所は影だった。
光が当たれば幸せで影が不幸かと問われたら、
たぶん光のあたる部分の方が幸せっぽい。
幸せな感じがする。
それだけのことにすぎない。
幸せの尺度って個人差がかなりあって一概には測れないから・・・
自分が好むサーフヒーローって
どこかしらに影の部分を携えた人だった。
そういう部分で言うと
masatoはおれにとって数少ないサーフヒーローのひとりと言える。
そんなmasatoから
「入籍しました」の便りが届いた。
四国の果てのみかん農園で元気に働いているらしい・・・・
という情報から1年ぶりの嬉しい連絡だった。
masatoもそろそろ30歳のころだろうか?
人生ってまだまだこれからが長いし、
自分なりの幸せの尺度をしっかり持って生きて行って欲しいと願う。
結婚、おめでとう!

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