マスクマン烈伝

覆面レスラーのマスクは、コロナには効果無いことを一昨日書いた。コロナも無く流血のプロレスを見ては一喜一憂していた時代。デストロイヤーがいてマスカラスがいてドスカラスもいた。国内のタイガーマスク、ライガーはその少し後から登場してきた。国際プロレスのストロング小林、後のストロング金剛は、覆面太郎というリングネームでマスクマンとしてデビューしたと思う。

30年近く前になるか?友人の後藤君が結婚式を挙げるにあたり仲人役を頼まれた。生まれて初めての役に緊張して、式場のトイレで仲人挨拶の反復練習をしていた時、小柄だけど筋肉隆々とした長髪の男が入ってきた。用もたさずにいきなり鏡の前でもぞもぞやり出した。興味本位に見ていると、瞬く間に獣神サンダーライガーに変身して何食わぬ顔で出て行った。握手とかしておけば良かったけど、なにせ場所がトイレだったのでやめておいた。ほのぼのとした良い時代だった気がする。マスク、手洗い、うがいで早くあの頃に戻れるといいね!マスクと覆面てのは全く別物だという、そんな話。