何もない春です。

1974年レコード大賞受賞作品、「襟裳岬」には、襟裳の春は何もない春です、と、タイトルの歌詞が歌われている。作詞家の岡本おさみが襟裳を旅した際、民宿のおばさんから「何もないですが、お茶でもどうぞ」ともてなされ、その暖かさを込めたフレイズだったという。地元住民からは、何も無いとは何ごとか?!の批判もあったのだという。吉田拓郎、岡本おさみのコンビは、当時はかなりのヒットメーカーで、演歌歌手に、字余りなフォークソングを歌わせ大ヒットまでさせた!紅白ではこの歌がトリをつとめたりもした。って、そんなことはどうでもいいこと。昨日、大先輩の葬儀場でこの曲がピアノから流れていて、思わず泣いてしまった。先輩はこの曲が大好きで、少ししわがれた、昔は遊びもよくやったぜ!みたいな悪そうな声で、キャバレー等でよく歌ってくれた。抜群に上手かった。「おふくろさん」とかも歌っていたので、この曲が好き、というより森進一が好きだったみたいだけど。先輩は、イブの日に高い場所へ駆け上がって行ってしまった。イブ明けた今日もまた、波は何もない和田です、、、、合掌🙏

波なくて暇な人は聴き比べも良かろうか?知らんけど!