ストーブリーグ

もうすぐ春なのにストーブリーグな話題・・・
プロ野球選手、サッカー選手、
その他、一流のアスリートの契約更改、あるいは移籍には莫大な金が付きまとう。
これからヤンキースで頑張るマークンの契約、移籍金とか、その好例。
TV 新聞等で大きく報じられるから誰もが知っている。
年間所得がサラリーマンの何十年分とか、
1球いくらの計算とか、
金額が金額だけに余計な計算までしてみたり・・・・・
プロサーファー、
この人たちもプロ選手であるからスポンサーが必要、
ツールの提供から遠征費の確保、
定額の報酬まで、
契約内容は各人いろいろ、千差万別。
はっきり言えることは、野球、サッカー等の花形選手に比べ
そんなに高額じゃないって事。
最近、アクションスポーツ(surf snow skate)の高額所得者番付がPCにあったけど、
1位はスケーター大御所のTony hawkで
スケーター、スノーボーダーが続き、
サーフィンの世界チャンプ、kellyは5位くらいだったかな?
確か2~3億円の収入みたいに書かれていたと思う。
世界のトップでそのくらいだから、
世界まで届かない日本のプロ選手となると、
だいたい想像できますか?
大して収入は得られそうにないな、という勘ぐり、たぶんほぼ正解。
自身のサーフィンで生計が立てられる人より、
(サーフィンだけやっていても暮らしていけるということ。
本来、プロならそれがあたりまえだけれど、世の中、そんな甘くないです)
何かのパート仕事しながらのプロ稼業というスタイルの人のほうが圧倒的に多い。
ランキング下位のボクサーが新聞配達しながらタイトルマッチ目指す、
あの感じ、です。
泪橋を渡って貧困から世界へ駆け上がった矢吹ジョー、それは遠い昔、昭和の話。
現代は、幼少からの海外の経験、近代的なトレーニング、コーチングスタッフの確保、
いろいろクロスオーバーされたところにアスリートが存在するから、
貧困からの努力だけではいかんともしがたいのが正直なところ。
先日終わった冬季五輪のメダリスト見ても、
ほぼ全員が海外を転戦し、
そこで有能なコーチに出会い、
科学的トレーニングを積み、
結果、それがメダルにつながる。
そういう図式は非常に明白でわかりやすい。
メダルを期待する割にそこに経費をかけない国、日本、
逆にそういう図式も鮮明。
ただし枯れても五輪競技、
国からの助成があることはそれだけで素晴らしい。
サーフィンにはそんなものあるはずもない。
そういう中でガンバるプロサーファーは偉い。
偉いけれどなかなか努力は報われず、
海外との実力差もなかなか詰まらない。
僅かな収入から世界を転戦するのは過酷だ。
でも、
諸外国の選手もみんな最初はそこから始まっている。
特別なエリートサーファーはそういう苦労も無いだろうけれど、
それはほんの一握りの並外れた才能ある選手。
多くの人はそこへ行き着くための努力をしている。
海外の多くのサーファーは自分のプロファイルを持ち歩き、
チャンスを見つけてはスポンサーの獲得を目指している。
こういう姿勢は実にプロっぽい。
あ、自分が書いているのは20年位前の話、
今も海外のサーファーがそういうことをしているかどうかは、知らん!
昔、
日本で世界大会があった頃、
部原の民宿の各部屋では、
海外選手と日本企業の
そんなやり取りが当たり前のように行われていた。
日本の業界も好景気だったしね。
伸びそうな芽(若い才能)を大きな企業が資金的バックアップをする。
こういう図式が出来上がると良いのだけれど、
なかなかね、現実は思うに任せないところが多い。
ただし、
海外では日本の企業、
toyotaとかsonyとかがしっかりサーフィンコンテストのスポンサーだったりする。
サーフィンそのものの立ち位置が海外とここ日本ではだいぶ違うのかもしれないけど、
プレゼンのヘタさ、みたいなところに問題があるかもしれないしね・・・
はやく大きなスポンサーが付いて
プロ選手が高額所得者の仲間入りをして
多くの子供達がそこを目指す。
そういう図式ができるといいな、と思います。
あれ?
はなしがそれました・・・・・
なんだっけ?
あ!
ストーブリーグだった。
team WESTの選手達にも動きがあって、スポンサーに変更がありました。
って、
そこを書くのだった。
F1レーサーがteamを移籍するってのは大騒ぎなのだろうけど、
プロサーファーがボードを乗り換えるっていっても、
そこまでのことじゃないのかもなぁ。
とにかく、
今までお世話になった恩を忘れず、新天地で頑張ってください!
「恩を忘れず・・・・」て日本ぽいなぁ・・・

1800471_633440533388791_1463285740_n

1897698_611738098880136_1745259949_n

そして世界のひのき舞台!