千葉県champion shipのポスター。
鳥居と波、なんか良い写真!
道場と呼ばれるシダ。
正式名称は釣ヶ崎海岸。
志田商店というのがあって、そこからシダシタと命名され
古くからその名称で親しまれている。
良質な波、
そして都市部に近いこともあり、才能有る若手選手の移住も多く、
数多くのプロサーファーを輩出、
道場と言われる由来はそんなところにあるのかも。
そこで波乗りが始められて50年位か?
今年、川井幹雄御大がサーフィンスタート50周年だそうだから、
約50年ってことで間違いはなさそう。
NSAも来年は発足50周年だというし・・・・・
50年・・・・・
サーフィンは進化しました。
驚くべき進化を遂げました。
ツールの進化、
それに伴う技術的な進化、
big wave等における極限の進化、
未開の地、開発、開拓の進化、
波を予想し的確に当てる進化、
ファッション、カルチャー等の進化、
いろいろなところに進化が見てとれます。
前述の川井御大、
空気を入れて膨らますエアー式の波乗りマットに立ち上がり
波乗りを楽しんでいたのだとか・・・・
だから、
前原海岸(鴨川)に進駐軍の米兵がサーフボードを持ってやってきた時、
それをカタコトの英語で、貸してくれるよう懇願、
米兵の前でいとも簡単に立ち上がって見せた・・・・・
その瞬間から
サーファー川井幹雄の輝かしいサーフィンライフが展開された、と・・・・
日本のサーフィン史はそこから始まる訳であります。
ここで問題、
エアーマットの上にスタンディングして波乗りを楽しんでいた。
そこまで器用にできる人は少ないと思うのですが、
なんていうのか、
とりあえず波があるから乗ってみる。
というのが原点で、
そこから技術の進歩やら
カルチャーやら
ファッションやら
いろんなことが輩出され現代に至るわけなのだけれど、
原点回帰というのか、
そこもう一回考えたほうがいいんでないか?
みたいな・・・・・
カルチャーとかファッションとか、
そんなのばかりが闊歩していて、
肝心の「あんたの原点どこにあんのよ?」みたいな人が多い気がして、
ちょいとおやじの苦言。
波乗りって、本来もっとシンプルなもので、
家の前に波があるから乗ってみた。
そしたら面白くて止めらんなくなった、みたいな・・・・
原点はそんなところにあったんじゃないか?
って・・・・・
で、
波乗りの面白さが多方面に広がって、
いろんな人が楽しむようになって、
そこには多種多様の楽しみが存在しだして、
人が増えすぎて楽しめなくなっちゃって、
「おれの遊び場にくんじゃねぇよ!」
みたいなローカリズムも巻き起こって、
現状は、
文句言っても仕切れないほどの人が海に押し寄せて、
「言うだけ無駄・・・」みたいな具合。
これから60年、70年、100年って時を経た時、
果たしてサーフィンってどうなってるのだろう?
海洋汚染やあれこれ考えて、
やっぱwave poolとかが主流になるのかもなぁ。
昔、サーフィン雑誌で、
未来を予言できる才を持った空志海児さんて言う人が
「さぁ、プールの入場券手にして、そこに並ぶんだ・・・」
みたいな事書いていたような気がしたけど・・・
鳥居が立つ海でサーフィンしていたことが、
昔話のように語られる日がいつかやってくるのだろうか・・・・・・・
そこでいい年したおやじがチャンピオン目指して頑張ってたなんて、
未来のサーファーが聞いたら大笑いするんだろうな。
チバチャンは7月12 13日開幕~!