Face book とTSJ

あまりに暇だったので、少し前に発行されたサーファーズジャーナル(TSJ)を読み返していた。そこには故トッドチェイサーの実母、ジェニー チェイサーのストーリーが綴られていた。息子を亡くした後もハワイに暮らし、波があれば乗り、サーフボードにエアブラシを吹き付ける仕事等で生計を立てている,そんな暮らしぶりが書かれていた。

トッド チェイサー、当時、ノースショア界隈ではBig Waverとして知られ、ケリー スレーターその他のサーファー達とも親交が深く、ケリーはじめ多くのサーファーが、ジェニーさんのその後を気遣うことにも言及された秀逸なストーリーだった。日本語版はありがたい。辞書が無くともスラスラ読める。ストーリーも写真もかなり上質なものが多く、読み応えがある。私の周りのほとんどのサーファー達が、熱心な愛読者とは言いがたいのが残念ではあるけれど。日本語版出版にこぎ付けたジョージカックル、井沢さん、その他諸兄にお礼を申し述べます。

そのジェニーさんのストーリーの最終章に「息子が愛用していたサーフボードが、ヨーロッパあたりのオークションに出品されていて、それが縁あって私の元に戻ってくることになったの。今から楽しみだわ・・・・」そんなくだりがあった。私は、なぜかトッド チェイサーが使用したボードを保有していて、それは大いに自慢できるコレクションの一本となっている。しっかりと「for todd chesser」とサインが書かれたものだ。当時、トッドがスポンサーされていたRUSTY surfboardsのロゴ入りだけれど、実際にshapesしたのはrusty本人ではなく、他のシェイパーの名前が入っている。そこはあまり大きな問題ではなくて「実際にトッド本人が使用したもの」というのが大事なこと。本人のトレイドマークのように描かれていた、あのエアブラシが入った代物で、ちょっと詳しいサーファーが見れば「あ!トッドのボードですね!?」すぐに理解できるもので、数人に自慢して見せたことがある。

ストーリーを読み終えた後、「ここにおいて置く物じゃないな・・・」という思いがこみ上げ、face bookを通じてジェニーさんに連絡をしてみた。メッセージを送ったわずか数分後に「大事にしてくれていてありがとう。楽しみに待っているわ・・・・」と本人から返信があった。「face bookの利点は、普通のメールなどに比べ、かなり高い割合で返信がある。特に相手が著名で多忙な人なら、その効果は尚更だ・・・・・・」face book初心者の頃、K先輩が教えてくれたことを思い出した。最近、そのface bookも飽きてしまい、あんまり魅力を感じなくなった。他人のことをあれこれ書くと、また非難を浴びるからやめておくけれど、興味深かった人たちの多くは、一人抜け二人抜け、興味をそそられるコミューンじゃなくなった。あ、話が脱線しました。そんな事はどうでもよいことでした。

ハワイも20年以上行ってないし、誰かこのボードをジェニーさんの元に届けてくれる人がいるなら「ぜひ連絡をください!」と、そこをお願いしたかった。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

木曜日、波出ました。ここじゃちょっと出過ぎ、な感じ。
夕刻,9203peakで良い波貰い、あ~鼻から塩水垂れてるし・・・・・・