nathan webster
18歳からの付き合いで、彼が現役引退するまでずっとスポンサードしてきたサーファー。
20年も前のことになる。
エリート軍団の中ではさほど目立つ存在ではなかったけれど、
自分の中では、一番注視していたサーファーであったことは間違いない。
小波の上手さは天才的で
それが証拠に、WQS ランキングではTOPになったこともある。
逆にWCTがBIG WAVEを主戦場に変えつつある中で、
新しいサーフィンの台頭と共にだんだんとフェイドアウトしていってしまった。
それでもそのエリートの中の一人であった事実は変わらない。
WCTが今ほど波のクオリティを求めない頃、
日本でもWCTは開催された。
東浪見、今村大介君が、ケリーを打ち負かした、あのコンテストだ。
今村大ちゃんは次のラウンドでnathanとマッチアップした。
あの時、
おれとnathanが受けたアウェー感はハンパなかった。
「ケリーに勝ったし、こんな奴、問題じゃないでしょ?」
会場全体がそんな雰囲気に包まれた。
俺達二人は車に閉じ込められ、それでも笑顔だった。
「世界チャンプとやるよりはいいよね・・・」そんな感じだった。
nathanはそのヒートを問題なくクリアした後、
セミファイナルでS.ベシェンにやられた・・・
あ、話が脱線しました。
そのWCTの中にBede Durbidge というサーファーが登場してきた。
nathanのサーフィンをひとまわりソリッドにしたパフォームでBIG WAVEにも対応できた。
この二人のコントラストに時の流れとサーフィンの進化を感じた。
そして今、
そのBede Durbidge を更に進化させたサーファーが登場した。
JORDY SMITH。
nathan webster~Bede Durbidge ~jordy smith
この系譜は自分の中で、
時の流れとサーフィンの進化を考えた場合、
非常に興味深いし解り易い。
このあたりは伊豆の中島豪くらいしか頷いてはくれないかもしれない。
あくまでサーフィンの進化を考えた場合、
この3人を例にすると解り易いということで、
たとえばエアーの進化ならば全く違ったサーファーが例に上がるだろうし、
バレルライドならまた違ったサーファーだろう。
自分の中で
「こういうサーファー、サーフィンいいなぁ」
という定義があって、
中でこの3人はドンピシャだということ。
憧れって、自分には到底できないことにたいして涎を流すことなんだよね・・・・
昨日のjordyのパフォーム。
つまり、これが今現在の最先端ってこと。