潮時かな・・・

shopやっていると、
月に一回の割合でsurf goodsを扱う会社の営業君がやって来る。
いわゆるルートセールスというやつで、
彼らは日本中をグルグル回っている。
お付き合いの会社は長く変わらないけれど、
なぜか営業君はコロコロと変わる。
その都度、名前を覚えるのがたいへんで、
「どうせすぐ辞めちゃうんだから、はなから覚える必要は無いな」
今はそんな風に思っている。
今日は株)one worldの田中君がやって来た。
one worldは私のsurf hero関野聡君が主宰する会社。
tools ocean&earth等のブランドを取り扱っている。
営業君は日本全国をグルグル回っているから、
それなりに事情通。
景気のことから、波のこと、オーナーの女遊びに至るまで、
いろんな情報を持っている。
けれど、
営業マン、口が堅いのはお約束。
そこをゲロさせるにはそれなりのテクが必要・・・
なんて冗談は置いて、
「ところで田中君、
うちのSHOPを将棋の駒に例えたら何だと思う?」
唐突にそういう質問をぶつけてみた。
「う~ん、桂馬あたりじゃないですか?」
間髪入れずの答えが返ってきた。
「桂馬?歩があって香車があって、その次、
つまり下から3番目ってことか?」
「いやいや、そういう意味じゃなくて桂馬は大事な駒ですよ。
将棋やらないんですか?
金にも成れるし、いいじゃないですかぁ?」
「あほんだら~!ぼけ~!かす~!
せめて金、できたら飛車くらい言えんのかぁ?!」
「またまたぁ、そういう肩書きに走りたがるぅ~!
桂馬、いいじゃないですか?」
「田中ぁ!桂馬の高飛び歩の餌食、っていや~な言葉もあるんだぞ。
それでもうちは桂馬なのかぁ?」
「すいません、すいません。じゃ、銀にしましょ、銀!
金は金でしか無いし成長がないじゃないですか?
ね?だからJ’Sさんは銀、銀で行きましょ!ね!?」
なんてぇやりとりを二周りも年の違う青年と遣り合って思うことはひとつ。
「そろそろ潮時だよなぁ・・・・」ってこと・・・・・
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田中紀行
都の西北、早稲田の森で学んだだけあってそれなりに弁は立つ。
この野郎、ひょっとして政治家を数多く輩出した弁論部出身か?
今度は海でがっつり解らせてやんないとなぁ!

桂の高跳び歩の餌食
桂馬は一度跳ぶと元に戻れないので、調子に乗って跳ねると歩に捕まるということ。