鼻寄りなはなし・・・・

「日本のサーファーって、あいも変らず尖がったボードがお好き。
海を見回しても70%以上のサーファーがその手のボードを使っている。
そんなんじゃ乗れないでしょ?
もっとゆったりしたボードが良いのに・・・・
コンペチックなことよりソウルサーフィンを目指しましょうよ!」
naki surfのフナキ君あたりは以前からそういうことを提唱している。
間違った見解ではない。
日本のサーフシーンを見るに付け、
混雑ぶりとか、
波のサイズとか・・・
ほぼほぼ正しい見解だと思う。
でも狭い日本ではあっても、
波質とか、
サーファーの資質とか嗜好って千差万別、
いろいろある・・・
私のプレイグラウンドは
不規則な割れ方をするビーチブレイクで
おまけに掘れていることが多い。
正直、良い波が頻繁に立つ環境ではない。
サイズもまぁまぁあって、
ロングボードも良く折れる。
パドルアウトもかったるい・・・・
仲良しのロングボーダー達も
9’00ftの呪縛から解き放たれて、
7’00footerあたりを使用する人が増えてきた。
これは環境、境遇に対する変化。
今度はサーファーの内面、
心の問題。
これこそ十人十色、いろいろある。
簡単に波が捕まるFATなボードを好む人。
超浮力の最新ブランクスを好む人。
お金が無いから、
10年前のノーズの尖ったボードで頑張る人。
30年前のローラーコースターの味が忘れられず、
「ボードは尖ってなんぼ!」
と思い込む人・・・・・
誤解を恐れず書くと、
かく言うオレも
30年前の幻影を引きずってるタイプ、
そんな感じかも。
アナログ、
旧式、
オールドファッション、
だからノーズ幅にはそれなりの拘りがあって、
0.5cm刻みでいろんなボードがある。
それによって当然、全体のアウトラインも異なってくるし・・・・
四季、WETSUITSの種類によっても変ってくる。
「だからぁ、そういうの面倒でしょ?
お金の無駄使い。
いっそのこと丸くしちゃえばいいじゃない?
そうすれば1本でことが足りるでしょ?」
そこまで言及されるなら、
「うるせぇ!大きなお世話だぜ。」と言わざるえない。
10人のサーファーがいたら
そこには10種類のサーフィンが存在すべきだし、
それを10束ひとくくりにして
「だから日本のサーファーは遅れてる」
みたいな言い方は、
それこそサーフィンの自由を侵害するもので、
「当社のラクチンなボード乗ってください」
的な商魂逞しさが透けて見えて気色悪い。
いいの、いいの!
みんながそれなりの拘りを持って、
好みのスタイルを追求していけば、
それでいいんじゃね?
「まだまだぁ~~~~
ラクチンなボードは10年先でも乗らねぇ!」
そんなおっさんが居てもさ、
「元気でいいよねぇ!」
くらいに思ってやったほうがいいぜ。
元来、
サーフィンは簡単なことじゃないしね、
艱難辛苦を乗り越えて、
ようやくたどり着くところにある喜悦。
おっちゃん達の多くはそんな神話を今も信じてる人多いし・・・
「今のアトラクション的要素を多く含んだものはサーフィンじゃねぇだろ?」
みたいな。
あはは・・・
年取ると
いろんな箇所が萎えてきちゃうからね、
気持ちくらいはニードルでいても良いんじゃね?!
丸いボードだと気持ちが萎える。
別に常に戦闘的な心持ちで海に向かうわけじゃないけど、
なんとなくね、
「こんなのいつだって乗れるだろ?」って・・・
最終的に大事なのは気持ち。
雨でも雪でもオンショアでも、
やっぱサーフィンだぜ~!
って・・・・
流行に流されるな、騙されるな。
あんたが30年積み上げてきたキャリア、
そこにこそ真実が隠されているんだから。

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あ、Taj.パパになったんだね。Congrats!!!
パパでもサーフィン、バリバリだろぅ!?
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