身にならないボード談義

清野君はNEVサーフボードを、長年輸入販売してきた実績のある男。
NEVといえば、
今や世界のサーフシーンを席巻する
FIREWIREサーフボードの生みの親。
マンガバリー、ダニーウイルス、
才能あるクーリーキッズはみんなNEVに育てられた、
そういっても過言ではないかも・・・
今現在はDMSサーフボードを取り扱っている。
DMS社のカーボンラップシステムも画期的で、
MAYHEMサーフボードがその特許を持って取り入れている新技術。
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そんなこんなで
セイノ君はサーフボードに詳しい。
特にOZ MADEのブランドがどこの国でどういう生産をしているか?
これから進めていくのか?
みたいな内部事情についても詳しい。
企業秘密だろうし触れずに置きます・・・・
OZも人件費高騰、
自国生産は困難な時代を迎えたのかも。
同じ製造業を営む者として
なんか身につまされます・・・
日本のサーフボードやウエットスーツも同じ道を辿るのだろうかね・・・・・
オリンピック人気をあてこんで
大手商社から
東南アジア製(?)のCHEAPなボードやウエットスーツが大量にばらまかれることになるのかもね・・・
小声で言うけど、
オリンピック、面倒なことのほうが多いのかも・・・・

話が脱線。
昨日のボード談義をざっとご紹介。
「どうせヘタクソなんだからさ、
FINは一本付いてればいいでしょう?」
「御意です。が、ヘタクソはスラスターです!」
「なんだかんだ言いながら
現行のコンペタイプのボードが
一番簡単に操作できるのです」
「年配サーファーが
おれはまだ先の尖ったコンペボードで頑張ってる!
みたいな風潮の強い日本ですが、
それが一番簡単なボードなのです。」
「1980年代当たりのノーズの尖がり過ぎたボード(ニードルノーズ?)は論外ですが、
今のボードは良くできているのです」
「じゃ、あなたはなぜ古臭いSINGLE FINとかに乗るのですか?
最先端の技術を駆使したボードが
車にたくさん積んであるではないですか?」
「時々、マシンではなくて
人が作った温かみのあるボードにも乗りたくなるのです。
寸分の狂いもないコンピュータシェイプも良いのですが、
左右のエッジラインが違っていたり、
アウトラインがやや非対称だったり、
そういう手作りのボードにはそれなりの乗り味の良さがあるのです」
「ふ~~~ん・・・サーフボードとはそういうものですか?」
「そうです。奥がふかいものなのです。日々勉強です」
でも、
どうせヘタクソなんだからFINは1本ありゃ十分だっぺ~~~?
んだな!

あはは・・・・・

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