週末の肉体的、精神的疲労もようやくとれた。
これには反省会の大量のビールが大きく関わっている。
大量といえば、
活動のエリア内において(つまりNSAが区分けする支部)
自分のブランドのシェア率がどれほどか?
こういうのをしっかりと把握するのも
支部予選等に参加する大きな理由のひとつ。
そしてそれを継続、発展、加速させるためには、
自分がどういう立ち位置で行動すべきか?
それも重要なこと。
昨今、コンペサーフィンには陰りがみえる。
つまり、
サーフショップにサーファーが集い、
そこからNSAに選手登録、
そしてコンペを主体とした活動をする。
さらにその上にあるのがJPSAというプロ組織。
これがいわゆる日本のサーフィン界のコアな部分。
ここが盛り上がらないことにはサーフィン界の発展は無い。
事実、
自分が支部長をしていた20数年前、
千葉南支部は300名を越す大所帯だった。
そして、
その数に比例して業界も活況だった。
現在はその半数しかいない。
つまりは、
サーフショップに通わずとも
NSA登録などせずとも
サーフィングッズは簡単に入手でき
サーフィンを楽しむことができる時代。
サーフィン業界の外側で物品購入、活動する人が圧倒的に増えているのが現状、
というわけ。
コンペサーフィン離れもそこに拍車をかけている。
真剣にやったって海外サーファーにかなうわけ無いでしょう?
尖がったボードなんて流行らない。
メローにスローにやるのが主流。
なんだかんだ理由はいっぱいある。
それを後押しするような
現代風格好いいイメージを持ったブランドも多く見られる。
ただそれもこれもあくまで流行であって、
時と共に簡単にそのベクトルは推移していってしまう儚いもの。
流行はいつもそういうものだ。
俺達が胸焦がした1970年代、
圧倒的破壊力を持ちノースショアに攻め込んだ
ラビット、ショーン、PT、カンガ等,
いわゆるfree ride世代。
あれだって流行といえばそうだったのかもしれない。
ただ根底にある熱さ、パッションみたいなものは永遠で、
そこには流行だけで片付けられないものが絶対にあるんじゃないかと、
そんな風に思うけど・・・・・
昨日、
良いタイミングで横浜、新井家族の訪問を受けた。
新井洋人は世界で戦う
可能性を秘めた数少ないジャパンエースの一人だ。
こういう男が世界のトップに仲間入りを果たした時、
流行の指針は、
たぶん今とは全く逆方向を指すのではないか?
そんなことも思う。
私は今の日本のサーフシーンを正直好ましく思っていない。
しらけムードとクールさが混同したシーンは胸糞悪い。
もっと熱を帯びたものにしなきゃならんぞ、
と老婆心ながらそんなことを思う。
あんたの隣で波待ちをしている人を観察してみな?
「何でこの人、サーフィンなんかやっちゃってるんだろう?」
海にはそんな輩が溢れていないかい?
熱く行こうぜ!