日曜日、
となり町の鴨川でJPSAの最終戦。
最終日まで勝ち上がったジュンは早朝、ひとりで出かけた。
華やかなプロサーファーのイメージとは裏腹に、
いがいや孤独で切ない仕事。
その仕事を26年間やり続けたセキヤトシヒロが昨日のヒートを最後に引退。
長い間、お疲れ様。
16歳の若さで鳴り物入りでプロデビュー、
大怪我のアクシデントに見舞われたり、
僅かコンマ数ポイントでグランドチャンピオンを逃したり、
いろいろドラマのあった男でした。
YUライダーだった時期には
ハワイの遠征費とか、数年間援助したこともあった。
昔の話だから本人は全く忘れちゃってるだろうけど・・・・・・
当時は業界も好景気だったし
多少の遠征費ならポン!と差し出すことができた。
今はそういうことすら簡単にはできないご時世。
そういう中で僅かな賞金を得るためにしのぎを削るプロサーファーもたいへんな仕事なんです。
もうちょっと実入りの良いビジネスになると良いのだけれど、
それには業界全体がもっと知恵を出して努力しないと。
あるいは世界のスタンダードに追いつく傑出した日本人のサーファー登場か?
これも鶏が先か?卵が先か?といった感じの話・・・・・
とりあえずは与えられた環境の中でBESTを尽くす!
それもプロ選手の宿命・・・・・
ちなみにジュンは、
私が現場で応援すると必ず負ける!というジンクスがあるため
こんなに近くにいながらもライブ映像を見ながらの応援です。
そんな些細なジンクスにこだわるあたりも勝負事の面白さかも・・・・・・
小雨の中、ひとり戦いに向かうジュン・・・・・
この最終戦後、おれと二人で西日本営業の旅に出ます。
ご子息をプロサーファーに育成したいご両親が多くいます。
老婆心ながら、なかなかシリアスなビジネスだということを理解されたほうが良いと思います・・・・