そういえばshopを始めた頃、
faxがようやく世に存在し始めた時だった。
まだまだfaxは手の届かない夢の道具だった。
友人からオーダーを取ると、
そのまんま先方(wet会社)に電話して
全てを口頭で伝えたのだった。
開店以来、
RASHしか取り扱っていなかった。
当時、
RASHには高谷さんという高貴な経理のおばちゃんがいて、
ちょくちょくオーダーを受けてくれた。
全てこちらのオーダーを書き取った後、
「では、返させていただきます。」
といってオーダーの再確認をするという・・・
今の時代からすると、
なんとも面倒なことをしていた。
「高谷さん、お元気ですか?
体の不調はありませんか?」
「えぇ、おかげさまで・・・
南房総はお花がきれいな頃でしょうね?」
そんな会話も楽しみだった。
営業担当はイソダエイイチという若造で
いつもセキノブラ(mitsunobu&satoshi)とつるんでいたので
ほとんど電話に出ることはなかった。
RASHが最もRASHらしかった時代、
なんて書くと御幣があるからやめといたほうがいいかも・・・・
今もRASHは威風堂々、鎌倉の老舗ブランドにかわりない。
写真のkey holder、
そのイソダエイイチ君から誕生日祝いに貰ったもの。
もう30数年前のこと。
現在、そのエイイチ君は、
ZERO wetsuitsの営業として頑張っていて、
当時、エイイチ君の上司だったヤコ君は
maxim wetsuitsの代表として
相棒の相馬君とともに活躍している。
今じゃみんな立派になったけど、
こいつら全員、
前述、経理の高谷さんから給料の前借りとか平気でしてたはず・・・・・
俺ら、商売じゃライバルだけど、
古き良き友人なんだぜ!

いんどねしあ・・・・・
rolling 60.
徳島市内でbob surfshopを営む兄さん、
あ、新居さんだった。
めでたく還暦を迎えた。
サーフィン業界も売り上げは芳しいとは言えず、
よって、
わざわざ飛行機に乗ってお祝いに駆けつける経費も捻出できないし、
日本人の寿命もどんどん延びて、
60歳なんてみんな簡単にクリアしちゃう。
正直、
わざわざお祝いする年齢とももはや思えない。
あはは・・・
でも「おめでとう!これからも益々お元気で!」
と伝えます。

写真、
beerをついでいるのが新居さん。
つがれているのは高知の吉田和幸さん。
日本ではダントツの波質を誇る高知の河口波、
そこを開拓してきたメンバーの一人です。
次々と河口の波を発掘していった当時の話を何度も聞かされたけど、
それはそれは素晴らしく夢のある物語で、
まるで、トムソーヤーの冒険のような話しです。
もし自分がサーフィン雑誌に関わる身ならば、
絶対にこういう物語をUPしたいけど、
もはやそんな時代でもないかもね・・・
あ、還暦でした。
還暦を迎えた新居さんは
大のbob dylan好きで
だから自分のshopもbobという名前なのです。
「dylanの初来日コンサート、武道館。
おれの隣りには美空ひばりが座ってたんだぜ!」
と言った時、
くやしそうな顔をしていたのが印象的だった良き友人です。
還暦かぁ・・・・・
おれはその半分くらいの心持ちで生きたいなぁ。







