Go west!

期間限定、夏の赤テントも昨日の3連休終了と同時に撤収。
一ヶ月近くここからコンテストに通ったジュンも関東での全ての日程を終了、
いよいよ帰宅の頃。
暑さ寒さも彼岸まで、
朝夕はめっきり涼しくなってきて、
そんな季節の変わり目にカーラジオから流れるN.Y.は素晴らしかった。
帰宅のため西を目指すジュンに便乗してGo WESTも悪くないかもしれない・・・・・・
赤テントも撤収、
おれもしばし留守、
でもここは波さえあれば、それでいいやね!?

赤テントは10月14日のJ’S CUPに再び登場の予定・・・・
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お急ぎください!

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おやじの頑張り

JPSA最終戦で優勝したイズキをオヤジ呼ばわりしたら失礼だけど、
見事なオヤジの頑張り、土俵際の踏ん張りだった。
サーキット後半戦、
若手の台頭が著しく、
ここで10代の選手にグランドチャンピオンが渡ろうものなら、
一気に流れは若い世代に傾き、
彼らの世代、すべてのサーファーは引導を渡されるところだった。
そこを、
世代を代表して食い止めた勝利は単なる優勝以上に価値があるものにみえた。
簡単に世代交代を許さない気迫は素晴らしかった。
実はこのファイナルヒート、
試合に負けてしまって暇してるジュンと
「どっちがジャッジの才能があるか勝負しようぜ」
ということでライブ映像を見ながら見よう見まねのジャッジをしてみた。
実際にジャッジの実務はお互いほとんどやったことがないヘボジャッジ・・・・・
画面に出てくる本物のジャッジのスコアとは大きく違っていて
最後の逆転劇を待たずして
おれもジュンもイズキリードの採点だった・・・・
やはり二人はヘボなジャッジだということで観戦を終えた。
「でも良かったなぁ、ジュン!
イズキの頑張りで君たちの世代も来年に繋がったものなぁ。
ケンタがグランドチャンピオンだし
若い世代に「待った!」がかかったものなぁ・・・・
おれは判官贔屓だから、
みんなが若い世代への流れを予感、期待する中で、
こういうベテランの頑張りは感動的だぜ~~~~。」
低調なビジネスが続く業界、
そこには新しい風を期待する人、
そこに活路を見出そうとする人が多い。
若い世代の台頭、
世界へ通用するサーファーの出現。
もちろん自分もそれを期待する中の一人。
けれど、
なかなか思い通りにはいかないのが世の常、
ましてや真剣勝負のプロの世界、
賽の目がどっちにふれるかなんて誰にもわからない。
意図的に作り上げられた結末みえみえのストーリーなんてつまらないし、
誰もそんなのを期待しちゃいない。
いろんな意味で見応えある最終戦だった、と結ぶかな・・・・

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sunday

日曜日、
となり町の鴨川でJPSAの最終戦。
最終日まで勝ち上がったジュンは早朝、ひとりで出かけた。
華やかなプロサーファーのイメージとは裏腹に、
いがいや孤独で切ない仕事。
その仕事を26年間やり続けたセキヤトシヒロが昨日のヒートを最後に引退。
長い間、お疲れ様。
16歳の若さで鳴り物入りでプロデビュー、
大怪我のアクシデントに見舞われたり、
僅かコンマ数ポイントでグランドチャンピオンを逃したり、
いろいろドラマのあった男でした。
YUライダーだった時期には
ハワイの遠征費とか、数年間援助したこともあった。
昔の話だから本人は全く忘れちゃってるだろうけど・・・・・・
当時は業界も好景気だったし
多少の遠征費ならポン!と差し出すことができた。
今はそういうことすら簡単にはできないご時世。
そういう中で僅かな賞金を得るためにしのぎを削るプロサーファーもたいへんな仕事なんです。
もうちょっと実入りの良いビジネスになると良いのだけれど、
それには業界全体がもっと知恵を出して努力しないと。
あるいは世界のスタンダードに追いつく傑出した日本人のサーファー登場か?
これも鶏が先か?卵が先か?といった感じの話・・・・・
とりあえずは与えられた環境の中でBESTを尽くす!
それもプロ選手の宿命・・・・・
ちなみにジュンは、
私が現場で応援すると必ず負ける!というジンクスがあるため
こんなに近くにいながらもライブ映像を見ながらの応援です。
そんな些細なジンクスにこだわるあたりも勝負事の面白さかも・・・・・・

小雨の中、ひとり戦いに向かうジュン・・・・・
この最終戦後、おれと二人で西日本営業の旅に出ます。
ご子息をプロサーファーに育成したいご両親が多くいます。
老婆心ながら、なかなかシリアスなビジネスだということを理解されたほうが良いと思います・・・・

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